プロ転向4周年

2022年に羽生氏がプロに転向してもう4年目ですね。

4周年おめでとうございます、益々のご活躍をお祈りしています。

 

印象に残っていること、

やはりRE PRAYの前半でしょうか。

初日、たまアリのとんでもない席でモニターで拝見した

「鶏と蛇と豚」の衝撃、

ゴシックでダークな表現も可能なのかという驚き。

 

そして、プロ転向後のベストプログラムといえるような

「メガロバニア」

 

その後も毎回新しい試みを続けている。

 

これからも活動を楽しみにしていますが、

 

アーティストは、本人が辞めたくなったら

いつでも止めることが可能だと思います。

Realive Telasa:鶏蛇豚24・26

TelasaでRealive の配信を見ています。

Re Pray の再配信も始まりました。

 

鶏蛇豚の2024年バージョンと26年バージョンを

見比べることが可能ですね。

 

2026年バージョンは氷の上で全てのパフォーマンスが

完成しますから、比較的安心して見ていられます。

美しさに関しては甲乙つけがたく、

2026年版は

首の動きと体全体の動きがなめらかになったように感じられます。

 

2024年バージョン、ステージに立つ部分が

危険すぎて、忘れられない演目になりました。

初演の日、とんでもない席で見ました。

 

30代後半でもう一度鶏蛇豚のプログラムを見たいです。

羽生氏、本人がやめたくなったら

いつ辞めてもいいと本気で思っていますが、

なるべく早めに知らせて欲しいです。

よろしくお願いします。

 

 

Realive @ Rifu Miyagi

リアライブ仙台での公演、

 

言うまでもなく素晴らしい公演でした。

 

第二部の次のアイスストーリーの前振り、

音楽と動きの調和が今までにない作品でした。

 

全てが儀式の様でいて、

哀しみが奥底に感じられる。

鉛を飲み込んだような重みを今でも覚えています。

 

願わくば、「羽生結弦」を止めたくなったら

自由に本人の意志でやめて欲しいと思いました。

 

観客への義務や責任はもう必要ないです。

充分義務は果たしています。

 

喪失と再生の物語をいつまで続けられるのか

全く予測ができません。

 

 

東風

ノッテステラータ2026を見ていると

とにかく坂本龍一氏を思い出します。

「教授」です。

 

前の記事で羽生氏に「東風」でプログラムを作って欲しいと言いましたが、

あまりにも時代背景が違い過ぎて

恐らく全く異なった意味になってしまいそうです。

 

70年代後半ポピュラー音楽の世界で日本人のプレゼンスはゼロでした。

欧米では日本と中国がごっちゃにされ、

日本は香港の首都だろうとか、言われたことがありました。

(今でも若干あると思いますが)

 

その日本人存在感ゼロの時代、

世界に打って出ようとした教授とYMOの代表曲が

「東風」でした。

日本と中国をわざと混ぜたようなイメージの曲です。

教授のやる気、大海に出ていく気迫を感じます。

まあ、競技時代の羽生氏との共通点はあると思います。

 

しかし、2011年3月以降はあれほど前向きだった教授も

日本という国のあり方をさらに問うようになりました。

 

羽生氏は非常に賢い方です、

何もかも理解していて、絶望を知っている。

その上で「生きろ」と言い続けているのだと

Happy Endの選曲で表現しているのだと感じました。

 

「東風」と「Happy End」

ずいぶん時間が経ってしまったと思います。

 

団塊の世代の業界プロデューサーが

若い羽生氏にこれから色々なことが出来て、

将来楽しみですね、と話したとき、

羽生氏はいつ何が起こるか分からないから

今やれることをやっておかないと、と受け答えしていましたね。

20世紀末は今思えばのんきな時代でした。

 

 

 

 

ノッテステラータ2026

ノッテステラータ 2026年を配信にて視聴いたしました。

 

今年は、シェイ・リン・ボーン・トゥロック様、凄かったです。

これぞフィギュアスケートのダンス。

 

初見でも分かりやすい選曲、ジャンプなど全くなくても

魅せる素晴らしい演目。

羽生様の50歳がまた楽しみになりました、

素晴らしい先生たちに囲まれているのですね。

 

そして、東北ユースオーケストラを通じての教授とのコラボ、

教授と羽生氏が現実でエンカウントしていたら大変なことになっていたと思います。

 

今後もし、教授の曲でプログラムを作るなら

やっぱり東風がよいと思いました。

 

 

 

書籍の感想

「拝啓 羽生結弦さま」山と渓谷社を読了いたしました。

 

インタビューも充実していて、素晴らしい内容でした。

 

 

95%の人間は自分の向いていることも、夢もはっきりしないで生きています。

好きなことを見つける:まずこれが大変。

好きなことを続けて、それで生活していける:かなり難しい。

 

羽生氏は向いていること、好きなことをして

生活していく稀有なアーティストですね。

普通の人がしている普通の生活は成り立たないのかもしれません。

運命に導かれ、自分で選択して公的であることを選んできている。

 

独りになりたくない、それは普通の人も同じです。

夢もないし、その上孤独なのが普通の人かもしれません。

選ばれし羽生氏も普通の我々も本質的には孤独です。

普通の生活の中に孤独を紛れこませているのです。

(だから普通の人達が羽生氏に共感できるのですね。)

 

普通の人間の価値観では測れない世界に生きている。

今はそれでいいのかもしれないし、行ける所までいってみたい

そんな感じのお話でした。

 

社会承認欲求を超えているように感じられました。

 

もちろんいつでも止める権利は羽生氏にあるのです。

自分としては羽生氏がいつ止めてもよいと考えています。

 

 

 

 

 

RE PRAY のDVD

ICE STORY RE PRAY のDVDが到着し、

早速拝見いたしました。

取りあえず、オーディオコメンタリーを拝聴、

照明が全部手動という驚き、ピンスポットを追うのはさぞかし

大変だったと思います。

 

そして、羽生氏が前世を覚えている、、らしいとか

パラレルワールド、別のタイムラインがあるはずというコメント

彼独自の特別な世界観を感じます。

競技生命が短いスケート人生を歩んできたから達観している、

というだけではない特別な感覚をお持ちのようです。

 

ヴィジョンと夢が現実であり、

普通の日常生活が幻想であるような、

リアリティとヴィジョンの逆転現象を感じるのです。

普通の人間は夢は見ますが、そこに没入することはまれです。

夢やヴィジョンを追求することは大変だからです。

夢に向かう能力、パッションは日常に押しつぶされがちです。

 

世界を、そして自分の人生全体を俯瞰で見ているような

実に不思議な感覚です。

芸術家には必須の感覚ですね。

 

RE PRAY のDVDが手元にあることが本当にうれしいです。

ありがとうございます。